子ども靴で見るべき6つのポイント

  1. 甲の高さが調節できること
    足に合わせて甲の高さが調節できる、紐かワンタッチテープのタイプを選びましょう。どちらのタイプでも、子どもの足に合わせてきちんと締めてあげることが大切です
  2. つま先は広く、厚みがあること
    子どもは足の指で「地面をつかむ」ようにして歩くため、指を自由に動かせる余裕が必要です
  3. つま先が少し反りあがっていること
    子どもはベタ足で歩くので、反りがないと蹴り出しにくく、つまづきの原因になります
  4. かかと部をしっかり支えること
    足が靴の中で動かないよう固定することで、安定した歩行ができます
  5. 足が曲がる位置で靴も曲がること
    サイズが大きいと、この位置がズレてしまいます。厚すぎて曲がりにくい靴底にも要注意!
  6. 適度に弾力のある靴底
    地面からの衝撃を緩衝し、足を守ります。厚すぎる靴底は子どもの足の発達を妨げます
子ども靴のチェックポイント

【3つの段階別 子ども靴の選び方】


(1)FIRST=歩き始めの赤ちゃん size 11.5-13.5cm
〇:やわらかい足を保護し、未熟なかかとをしっかりと支えてクッション性が高い靴を選ぼう!
名前の通り「最初の1足」で、5歩~10歩ぐらいのよちよち歩きの時期に選んでいただく靴です。
歩くことに慣れるためにも、快適さや歩きやすさが大切です。

はじめの第1歩!

お子さまの歩く様子を見ながら、2足目以降はBABYに移行されてもOKです。

(2)BABY=ペタペタ歩きで行動範囲を広げる約3歳まで 
〇:クッション性・適度な屈曲性を持つソールがある靴を選ぼう!
✕:靴底が薄い、硬い、変な箇所で屈曲する、ねじれやすい靴

よちよち歩きから(左右の動き:2軸歩行)、ペタペタ歩き(前後の動き:1軸歩行)へと変わる時期です。

膝を曲げて足を上に持ち上げ、効率よく歩くようになってきますが、着地時の足への衝撃が大きくなります。
この時期の子どもの足は、また骨格がしっかりと形成されていないため、衝撃を緩衝するために、シューズにもクッション性が必要になってきます。

また同時に、足を前後に動かして、2軸→1軸へと効率の良い歩き方に変わる大切な時期でもあります。
そこで、適度な屈曲性を持つソールがある靴を履いて、スムーズな歩行をサポートすることも大切です。

BABYの靴はこんな感じです

(3)PRE SCHOOL=正しい歩き方を身につける約3歳~7歳
〇:靴の前方にゆとりがあり、足指が動かしやすく、かかとをしっかりホールドする靴

この時期は足裏の土踏まずが発達する時期ですので、足の指が動かしやすく、使いやすい靴選びがとても重要です。
また、走る・跳ぶ・投げるなど、さまざまな運動の基本動作を積極的に行い、大人の歩き方を覚える時期です。

一気に運動量や強度が増えるため、靴選びを間違えると、足のトラブルも増えてくる時期でもあります。
アーチ(土踏まず)を発達させるためには、シューズの中で足の指を踏ん張る必要があり、靴の前方にゆとりがあることが大切です。

ただ全体に緩いものではなく、しっかりとカカトを中心に足をホールドして、ソールの屈曲性から前方に力が正しく伝わる構造が最適です。(これは子ども靴に限らず、大人でも同じです)

またこの時期の子どもには、骨格がまだ未発達なため、足首が内側に倒れこんでX脚になる子どもも多いです。
その場合は足首までサポートのある靴を選んであげて不安定なカカトをしっかりと包み、前後に自然な重心移動ができるように促すことも大切です。

おにいちゃん、おねえちゃんの靴ですね

このように、子ども靴といっても3つの段階があります。

一概に年齢やサイズだけでは決められない事もございますので、ぜひその際はお店にお越しいただければ
しっかりと足の発育状態なども見た上で、ご提案させていただきます!


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